いつもありがとうございます。嫁のMです(^^♪
先日書きました、「和泉市、杉本彩さんの講演会に行ってきました！①」の続きです。
杉本彩さん講演会は具体的にどんな内容だったかというと、今回の動物愛護法改正されたことを詳しく、事例を挙げて一つ一つ説明してくださいました。
すぐに親元から離さない！「生後８週齢規制」（しかし付則付き）
子犬や子猫は、生まれてから8週間、親や兄弟と過ごす中で「手加減」や「仲間意識」などの「社会性」を身につけるそうです。
生まれてからすぐ親元を離れるとその後の成長に影響がある、と言われているそうです。
確かに、うちの子たちも乳飲み子で保護した子は、最初甘噛みが本気嚙みか？！というほど痛かったです。
・適切な社会化がなされない
・人を噛むなどの問題行動を起こしやすい。
これらは、犬、特に大型犬の場合、飼い主に危険が伴う場合もあります。
・医学的にも影響がある
母乳には病原菌を守る免疫力があり、その効果は約8週間と言われているが、40日ごろから低下していく。だが、8週前ではワクチンの効果が発揮されにくい。
などなど。
じゃあ、なんでそれら根拠があるにもかかわらず、ペットショップでは８週齢以下で販売が続けられてきたのか。
わかりますよね。小さくて可愛い方が、よく売れるからです。
もう、この時点でムカつきます。
確かに、確かに、子犬子猫は目茶苦茶かわいいです。天使ちゃんですよ。
私だって、子犬子猫見たらデレデレになります。
でも、小さい時期は初めの半年くらい、後は大人になって、年いって病気もして・・・それでも一緒に生活していくとどんどん可愛さが増していくものです。
私はペットショップの展示されてる子たちは可哀想であまり見たくないんです。
あんな狭いところで、売れるまでずっと過ごすんですよ。
特に、売れ残って大きくなって値段下げられてる子見たら、いたたまれないです。大きくなってもめっちゃ可愛いのに。
もし、このまま売れ残ったらあの子たちは・・・。
たまに、うちの子らのご飯買いにペットショップ行きますけど、「早くいい飼い主さんとこに行くんやで」と心の中で祈るばかりです。
で、なんでか「日本犬６種」はこの対象外になってしもたそうです。
なんでも日本犬保存会、秋田犬保存会各会長の政治家の反対意見があったんだそうです・・・。
彩さんは、このことをとても悔しい思いをされてる様子でした。
秋田犬なんてあんなに大きいのに、社会性が伴わない状態で飼われていったら・・・。本当に大変です。
で、今わりと柴犬ブームじゃないですか？殺処分されてる犬種も今柴犬が多いらしいです。
売れるとなると、大量生産されてまうからなんだそうです。
飼育施設の「数値規制」
これは、ペットショップや繁殖業者がどんな環境でどんな大きさのゲージで、従業員が何名必要といった数値化の規制が今までなかったそうです。
だから、福井県のパピーミルといわれる繁殖場では約４００頭に従業員が２人で世話をしてる。母犬を移動させる際には首をつかんで放り投げるといったことを繰り返され、
勿論、糞尿は垂れ流し、劣悪な環境、４００頭を数か所のゲージですし詰め状態で飼育・・・。その様子も画像で見せてくださいましたが、見てられないです。
後、母犬が生涯出産する回数も決められてなかったようです。
そんなひどい環境下であっても、数値化やガイドラインがないとそんな悪徳業者でも問題なしとされてしまってたんだそうです。
マイクロチップ義務化
これは、犬猫の販売業者に対して、マイクロチップの装着と所有者情報の環境相への登録を義務付けるものです。
登録された犬猫を購入した飼い主には情報変更の届け出を義務付ける、既に飼ってる人には装着の努力義務を課す。
というものです。
生産者が確実にわかるようにしていくものなんだそうです。
これを、トレイサビリティというそうです。
そのあたり私は、ペットショップで購入したことがないのでわかりませんが、マイクロチップ装着についてはマイクロチップ自体いろんな会社があって、
読み取る機械もまちまちみたいなので、それが整うのも時間がかかるそうです。
どの会社のマイクロチップでも読み取る機械が統一されるとか、
大阪府はこのマイクロチップですよ。というのがあったらいいんですけど。
虐待の厳罰化
これはもう、本当に厳罰化してほしかったです。
近年、特に猫の虐待が深刻化しまた増加傾向にあるそうです。
虐待して、それをなぜかSNSとかで流してどんどんエスカレートさせていく・・・。
こんな事件を聞くたび、そう思ってました。
私は、この事件詳しく知らなかったんですけど、かなりひどい事件だったらしいです。
埼玉県の元税理士が猫１３匹をゲージに閉じ込め、ガスバーナーで焼き、熱湯を浴びせるなど（もっとひどい虐待の数々）で虐待死させたんだそうです。
その様子を動画でアップしていて、通報され逮捕されたのですが、判決は懲役１年１０か月（執行猶予４年）で済んだそうです。
その様子を、切々と彩さんは訴えてくれてました。彩さんはこの事件の裁判にも行ったそうです。
私、なんていうか腹立ち通り越して辛すぎて涙出ました。
今までの動物愛護法では、どんなひどいことをしても罰はたかが知れてました。
それを今回は
殺傷した場合
２年以下懲役又は２００万以下の罰金 → ５年以下の懲役又は５００万円以下の罰金に。３年も多くなるのはすごいことです！！
虐待した場合
１００万円以下の罰金 → １年以下の懲役又は１００万円以下の罰金に、なったそうです。
ざっと書いてきましたが、
とにかく、杉本彩さんの長年の活動には本当に頭が下がる思いです。
日本は、まだまだ動物愛護後進国です。
もっともっと、人と動物が快適に過ごせる世の中になってくれたらいいなと、そんな活動を率先してしてくださってる彩さんに
心から感謝します。これからも頑張ってほしい。そう思います。
