父の介護③だんだんともの忘れが進行していく・・・

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いつもありがとうございます。嫁のMです。

前回は介護認定調査を書きましたが、その後の一人暮らしの父の様子です。

恐れていたことが、徐々に起こってきました。

去年の12月の早朝に急に携帯に電話があって「お前、電話かけたか?」といいます。
「かけてないで、間違い電話ちゃうか?」というと、「いやかけたやろ?何回もかかってくるんや」としつこく聞くので「かけてない!」というと
「そうか・・・」と言って電話を切りました。

その夜、また電話があり 父「あの電話な、きっと婿やで。」私「????なんでやねん!旦那がかけるわけないやん!!今までかけたことないやろ?」
父「いや。あれは婿や。」と自信たっぷりに言います。

何じゃそれ??(*_*)んなわけないやん・・・いや何のためにかけんねん・・・わけわからんわ!

その時も、ちょっとやばいか?と思ってましたが、心のどこかで父が認知では?ということを認めたくない気持ちが働きました。
旦那も、兄も私が「お父さんヤバいって!」といってもかまってほしいからちゃうかというし、私の気にしすぎかと思うようにしてました。

でも、徐々に言動もおかしい、行動もおかしい。もの忘れはひどくなる一方です。
携帯のメールはもちろん私の番号以外は多分かけられなくなりました。
DVDのリモコン操作も到底できなくなりました。(テレビはかろうじて大丈夫)
そして、ある日電話で「キャッシュカードの暗証番号、何番や?」・・・きた・・・やっぱりか。

キャッシュカードの操作もだんだんできなくなり、送金はもちろんお金を下ろすのもちょっと厳しくなりました。
思うんですけど、なんでATMの操作ってどんどんお年寄りにはややこしいことになっていくんでしょうね?
あの、誘導尋問のような画面とか振り込め詐欺抑制の画面、めっちゃ邪魔です!!

そやのに、窓口はどんどんなくなってATMだけになっていくし・・・
お年寄りが多くなるのになあ・・・

父のことで前もってやっててよかったなと思うのは、お金のことです。
もの忘れがひどくなると、本当になんでこんなことが?ということを忘れます。
キャッシュカードの暗証番号、月々のお金の流れ、利用銀行、年金額や保険のこと、賃貸だったら家主さんの連絡先、家賃の金額や振込先。などなど・・・
それらは父がまだしっかりしてた頃にある程度確認していたので、もの忘れがひどくなってもそこは大丈夫でした。

その頃の父はお金の管理も勿論できません。買い物は全部クレジットカードです。
現金のところは、小銭が勘定できないので小銭をがばっと出して店の人に取ってもらう始末です(*_*)
病院の先生の話がだんだん理解できなくなり、先生に「一人で来させたらあかんで、薬の管理もしといて」といわれました。
病院の受付でも小銭をじゃらっと・・・本当に迷惑です(-.-)ごめんなさい・・・
ここは日本でみんなええ人やからええけど、一つ間違えたら全部取られてもおかしくないで!!

ヘルパーさんが食事を作ってくださるのですが、その材料をそろえることができないので、
お店の人にメモ見せてそろえてもらったり、きっとたくさんの人にお世話と迷惑かけて父は生きてるんだと思うと
ありがたいやら、申し訳ないやら・・・

でも、こんなのは序の口でした。
父の症状は今年に入りますます進行していきました。