住宅ローンを組むにあたって、我々はその方の年収を必ず聞きます。
なぜ、年収がいるのかご存知でしょうか?
それが返済比率とつながるからなんです。
返済比率というのは、その方の年収でどれだけの返済が可能かという比率です。
つまり、年収でどのくらいの金額の住宅ローンが組めるのか、銀行が融資してくれるかが変わってくるということです。
これは、各銀行で%が変わってきますので一概には言えませんが、
だいたい、200万~300万未満、300万~400万未満、400万以上と%が分かれています。
ご相談されたお客様でたまにいらっしゃるのですが、
ご主人の年収が300万円くらいの方で、和泉中央で土地が40坪以上で4部屋は欲しい、駐車場は2台、キッチンはアイランドで・・・とご希望が続きます。
それで、「奥様も働いてはるのですか?」とお聞きすると「妊娠中で・・・」とか、働けないとおっしゃいます。
では、ご両親から援助等は?とお聞きしても、仲が悪いしそれは無理だとおっしゃいます。
300万円の年収で、頭金もなく・・・申し訳ないですがちょっと難しいです。和泉中央で40坪以上となるとこれくらいの金額で4LDKだと・・・それと返済比率というのがありまして・・・
と説明させていただくわけです。
仮に、そのご希望ででローンが通ったとしても月々は今の金利でもこれくらいですよ、となって、「わ~~そんなに毎月いるんですか?そんなに払えません!」となるわけです。
お気持ちはわかるんです。
夢のマイホームで、こんな風にしたい!こんな家が持ちたい、とどんどん膨らむお気持ちもすごくわかるのですが、家はそこで生活していくものです。
現実をしっかり踏まえたうえで、将来設計をしていかないと、先々大変なことが起こります。
今は金利が低いので最近ではほとんどなくなりましたが、ボーナス払いというのがあります。
月々の支払いもいっぱいいっぱいで、ボーナス払いでボーナスのほとんどを支払ってなど、昔はよくあったのです。
それが75歳まで組まれてたりするんです。
働ける間はいいのですが、定年になってもそのボーナス払いなどは続くわけです。借り換えなどをされてるといいのですが、それもできない状況もあるので
そうなると、どうなるか。家は競売になり、ご自身は破産です。
それが「老後破産」と言われる一つの例です。
無理な住宅ローン計画は、後々その方を苦しめることになりかねません。
定年になって支払いがしんどくて、というご相談もよくあります。
そんなことが実際にあるんです。
ですから、今から家を持ちたい、とお考えの方はご自分の年収でいくらくらいの家が持てるのかをまずご相談いただきたいです。
不動産屋に行ってそれを答えられない営業マンがいたら、その営業は大したことないな、と心の中で思ってください。
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