父親の会社が倒産親子ローンで買った家は?

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二木さんは兵庫県神戸市で公団の賃貸マンションに

妻、子供2人の4人で暮らしています。年齢は48才

28年前に製鉄会社に就職し、転勤転勤でいろいろな所に

渡り歩いていました。
両親が15年前に5900万で兵庫県西宮市にマンション購入。

父親一人では住宅ローンが組めなかつたので父と二人の

親子ローンでフラット35から借りました。

親子ローンで購入(名義が父親80%、私が20%比率)のため、

昨年父親の会社が倒産し、また病気もあり、収入が減。

何とか子供に迷惑をかけないようにと色々したみたいですが、

その苦労も実らず病気になってしまいました。

初めのうちは督促状も兵庫県西宮市の父のマンションに

父の対応もあわてていたので何も進まない状態でした

そして何カ月かが過ぎていました。

その2カ月後に二木さんにも督促が兵庫県神戸市の自宅にも来るようになりました。

あわてて、フラット35に問い合わせしたところ

フラット35では対応してなくて、債権回収機構に投げましたとのことで

その債権回収機構から連絡があると思いますのでそちらに聞いてくださいとの回答でした。

本当にそっけなく対応も事務的な感じで嫌になりましたと二木さんは言ってました。


これ以上払い続けるのは厳く、任意売却を検討するしかないと二木さんは思ってました。

この兵庫県西宮市のマンションは父親が居住。

依頼者は兵庫県神戸市の賃貸住宅に居住。

自己破産も選択肢にあったが、

影響が自分にもあると予想され断念。またローン支払先が債権回収機構ため、

任意売却も厳しいと聞いていました。

それで弊社を知人の紹介で知られてお問い合わせいただきました。

弊社事務所にお越しいただき、内容を細かく確認し今現在の状況の把握から行いました。

二木さんいい方向で対応いたしますとお答えし相談させていただきました。

あと2カ月ぐらいしたら、‘裁判所より競売開始通知書が届くと思いますよ‘

と担当者から言われました


二木さんの希望は売却したい


二木さんがおっしゃるように、債権回収機構からの住宅ローンは、

ローン破綻した場合は競売で処理します。との一点張りでした

任意売却には応じてくれませんとのことで二木さんは信じておられ任意売却はできないものと

おもっておられました。

債権回収機構も鬼ではないのですべてダメとは思いませんがと二木さんにお答えすると

弊社が動くには弊社不動産会社と専属専任媒介契約を結ばないといけませんので、

お父さんと二木さんのお二人の御署名と押印をいただかないといけません。

後日,お二人からご署名押印をいただき正式に債権回収機構と折衝にあたりました。


現在残債が約3800万。

不動産会社で査定は2800万。(マイナス1000万)

(居住部:約90㎡、バルコニー:約15㎡)

したがって、3800万円以上で売却できなければ

競売になってしまいます。

実勢価格が2800万円ですから任意売却は厳しいと思われます。

残念ですが競売しか方法がありません。

しかしながら、競売で安く落札すればとか債権回収機構の担当者は

弊社と債権管理機構と何度か打ち合わせして

売却値段を3000万円でだすことに同意いただきました。

だだ売れたわけではないので「この先俺達家族は、一体どうなってしまうのだろう・・・?」


心配事が一気に増え、私まで病気になってしまいそうでした。

妻が心労のため倒れてしまい、救急車で運ばれる始末

もう精神的にも限界でした。

そんな折、妻の体調を心配した実家の母から連絡があり、近況を話している内に自宅のことも話

してしまいました。


高齢の両親を心配させたくなかったので、全てが片付いた後に、結果だけ報告しようと思っていた

のですが・・・。次の日に、母から話を聞いた、と姉から電話が入りました。

私が支払ってあげるよ!と姉からの答えに、本当にビックリしました。

早急に、債権回収機構の担当者に返済の打診をしたところ、

3000万円返済でしたら、少し価格の交渉をしてみましょうとのことで

何日かして価格が2980万円に下がりました。との返事でした。

残りの800万円は毎月2万円づづの返済で債権回収機構との折衝で決まりました。

無事に返済も終わり、また何もなかったような日々が続きます。

ホントに一次自殺も考えたぐらい追い詰められていた自分がうそのようです。

奥さんも無事に退院でき、またいつもの生活に戻っておられるのでした。

借金はほんとに怖いと二木さんはお答えいただきました。