せっかく住宅ローン審査の承認が出ていても、以下のような理由で、
融資実行前であっても承認が取り消しとなる事があります。
・虚偽の記載があった。
・転職、退職した。
・新たな借入(借金)をした
・債務整理して破産した。
等です。
そんな簡単に起こらない理由ばかりですが、新たな借入だけは簡単に…と言うか、
うっかりやってしまうケースです。
うちのお客様にも、絶対やらんといて!と書類をお渡ししたり口頭で言ったりしていますが・・・
これが、たまにほんまにこれくらいはいけるやろう、とやってしまうことがあるんですよ!
まず、携帯電話の機種変更や新規タブレットの購入、携帯会社変更。これらも新たな借金になるケースがあります。
スマホ本体やタブレットって、いつの間にかローンで買わされてますよね。新たな借金ですよ、これ。
後、新しい家やからとジャパネット○○とかで電化製品買ってローンを組む。これもあかん!金利手数料がタダでも借金は借金ですよ!!
リボ払いも避けた方が賢明です。何が引っかかるかわかりません。
返済比率がギリギリの方の場合、審査承認となった後、車のローンを組んだり、
カードでキャッシングしてしまう事で返済比率オーバーとなってしまい、
結果、審査が取り消しとなる場合が実際あるんです!
せっかくローンが通ったのに、お客様の夢も、僕の苦労も一瞬にして水の泡です・・・。
審査の承認が出たからといって融資が実行された訳ではありません!!
新たに借入をおこしたい時、あるいは転職を考えている場合は、
住宅ローンの融資が実行された後に行うようにしてください。
では、実際 『融資の実行』とは何か?ちょっとややこしいですがついてきてください。
簡単な流れで説明します。中古戸建や中古マンション、建売の一戸建てを購入した場合でいきますね。
あちこち見て実際「家を買います。」となるとまず、家の販売業者に①『申し込み(買付)』します。
それから、住宅ローンを出して②『融資の承認』を受けます。
そして、不動産業者の事務所等で家を買う ③『契約』をします。(重要事項説明や売買契約が交わされる)
最後に銀行で、④『金消契約(住宅ローンの契約)』をし、後日 ⑤『決済』されます。
この ⑤『決済』が融資の実行になるわけです。
更にややこしいのが、新築で土地を買ってその上に建物を建てられてる、いわゆる注文住宅の場合です。
まず、住みたい土地を選びます。
①土地の申し込みをし、住宅ローンを出して②融資の承認を受け③契約。そして
銀行で、④『土地の金消契約(ローンの契約のこと)』、⑤『土地の決済』が行われます。
建物のプランを決め、工事が始まり
建物が出来てから、⑥『建物の金消契約』、⑦『建物の決済』。というように金消、決済がそれぞれ2回あります。
だから、最終的な融資の実行は ⑦『建物の決済』ということになります。
ここまで、新たな転職、借金は我慢です!!決済の次の日からOKです。
ほとんどの銀行がこのような流れで進みます。
前に、こんなご相談もありました。
以前にも書いたかもしれませんが、お問合せのお客様は初めの土地の金消、決済ですべて終わったと勘違いして、転職の面接を受けてしまい、
もうすぐ返事しないといけない、まだ建物は完成してないがすごく条件のいい会社への転職なのでどうにかならないか?
という内容でした。
いくら何でも、どうにもなりません。
家を取るか、職を取るかです。
長くなりましたが、ほんまに大事なことですので、気を付けてほしいです。
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